[Steam] 再帰系倉庫番パズル「Patrick's Parabox」プレイ感想


再帰構造をフルに活用した倉庫番パズルゲーム

2020年にデモ版が発表され話題となっていましたがついにリリースされました。
基本的なルールは倉庫番で、ロ印のマスにブロックを置き、ロに点が2つあるマス(顔のように見えるマス)に移動するとゴールになりますが、「押している箱の中に別の箱を入れたり自身が入ることができる」というのが新しい点です。

そしてこの単純なルールから非常に多彩なバリエーションのギミックが用意されています。
ギミックとして最も特徴的なのが「再帰」で、ステージの中にステージが小さくなった箱があり、ステージから出るとその小さい箱から出てくるようなループ構造が出てきます。

私が私を見つめてました(再帰構造)

ゲームのデザインとして特徴的なのが、各エリア毎にテーマとなるテクニックがエリア名として提示されており、エリアの中でチュートリアル→基本問題→応用問題と解いていくことで自然とギミックの理解が進んでいく点です。
問題をいくらでも難しくできそうですがそうはせず、丁寧に難易度曲線を作っているのを感じます。
また単にステージを進むだけであれば全問解く必要はなく、基本問題を解けば次のエリアに行けるようになっています。

応用問題でも複数のギミックを活用するものはそこまで多くなかった印象です。
逆に複数のギミックを使う難問は全クリ後のオマケ問題として大量に用意されています。

体感的にはBABAよりはだいぶ易しく、チュートリアル的な問題を解いて次のエリアに進むとまたチュートリアルというのがずっと最後まで続くため、パズル好きにはちょっと物足りないかもしれません。

筆者プレイ時間:11.1時間
価格:2050円
サマーセール2022価格:1845円(10%OFF)

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