(2023/12/23追記)
2023ウィンターセールに向けた記事を書きました。こちらからどうぞ。
2021年下期に遊んだゲームの振り返りと、その中でも良かったものをオススメしたいと思います。
Steamのウィンターセール2021期間でもあるので、プレイ時間・定価とウィンターセール2021での価格を紹介します。
- Antichamber(★オススメ)
- Riven: The Sequel to MYST
- Manifold Garden(★オススメ)
- Lightmatter
- Caliper
- ユウゴウパズル(★オススメ)
- BABA IS YOU - NEW ADVENTURES
- Recursed(★オススメ)
- 終わりに
- 関連記事
Antichamber(★オススメ)
14.1時間 1980円(495円、75%オフ)
ミニマルな見た目の1人称視点パズルゲーム
白黒を基調とした世界観の1人称視点パズルで多少のアクション要素もあります。
ゲームの途中で手に入る銃を使って、ブロックを吸いこんで発射したり増殖したりしてパズルを解いていきます。
錯視を利用したトリックがあちこちにあり、また頭を捻らないと解けないパズルも結構あるので、激ムズではないですが中くらいの難易度で割と解きごたえがあります。
また、ゲームの進行に伴って銃がアップグレードされていくのですが、その度にできることと行ける箇所が増えていくメトロイド的要素もあり、随所にある隠し部屋を探す探索要素も魅力の1つです。
ストーリーらしきものは特に無いですが、退廃的な色彩の世界感に魅力を感じるプレイヤーや探索要素のあるパズルゲームが好きなプレイヤーには特にオススメできる作品です。
Riven: The Sequel to MYST
14.6時間 598円(239円、60%オフ)
「MYST」シリーズのSteam移植版
「MYST」シリーズの1作で、元はPS2の作品のSteam移植版とのこと。
自由に移動できるわけではなく、どちらかというとポイントクリック型探索ゲームに近いです。
いくつかの島を移動して謎を解いていくのですが、移動の度に1分ぐらいのMVが挟まるので2回目以降は結構ダルいです。
また終盤の謎はかなり難易度が高く、解くための手がかりの位置がばらけていたり、
手がかりの場所がノーヒントだったりするので気づけないと永遠に解けないものもあります。
ストーリーはあるのですが、前作をやっていないと理解できないものと思います。
(最後まで解いてから解説を読んでやっと理解できたレベル)
全体として、当時遊んでいたわけでなければ今から新しくSteamで遊ぶにはちょっとハードルが高いかなと感じました。
初代MYSTのリメイク版も出ているようなので、こちらを遊ぶのもよいかもしれません。
Manifold Garden(★オススメ)
11時間 2080円(1144円、45%オフ)
万華鏡のような美しい風景を楽しめる1人称視点パズル
幾何学的な世界観の1人称視点パズルゲーム。
これまで遊んできた中でも屈指の美しさ・雰囲気のゲームでした。
繰り返し構造の世界を重力の方向を切り替えながら進んでいきます。
全体的にボリュームも十分、難易度は易しめで世界観に浸りながら遊んでいけます。
注意点として、3D酔いのしやすさもこれまで遊んできた1人称視点パズルの中で最高レベルだったので、初回は30分程度で切り上げることを勧めます。
2回目以降は慣れます。
難易度は易しめと書きましたが、実績コンプ(特に裏ルートを駆使する「The Game is Not Enough」)を目指すと途端に激ムズになるので、素直に攻略動画を見た方が良いです。
とにかく唯一無二の美しい世界観を体験するだけでもオススメできる作品です。
Lightmatter
5.8時間 2050円(512円、75%オフ)
光と影の対比が織りなすPortalライクな1人称視点パズルゲーム
施設の事故に巻き込まれてしまい、施設の責任者から指示を受けながら脱出を目指すストーリー。
ナレーションがPortal2を思い起こさせるようなものとなっています。
影になっている部分に触れると吸い込まれてしまうので、ライトやコネクタを駆使しながら光が当たるルートを確保していくような作りになっています。
全体的にパズルは易しめで、ストーリーも一本道なので特に頭を捻るような箇所は無いです。
Portalみたいなパズルゲームを探しているプレイヤーや、難しすぎないパズルをサクサク解いて頭をリフレッシュさせたいプレイヤーにオススメです。ボリュームも約5時間とお手軽。
無料のデモ版で約1時間分ぐらいプレイでき、気に入ったらフル版をDLCとして購入するような形ですので、デモ版をとりあえずやってみるのでも良いと思います。
ちなみにウィンドウモードの設定がありませんが、ウィンドウモードで遊びたい場合はALT+Enterでできます。
store.steampowered.com
Caliper
2.1時間 98円(88円、10%オフ)
極端に安いが普通に遊べる3Dパズルゲーム
1人称視点パズルゲームを探している中であまりにも安かったため買ってみたゲーム。
パンチとキックを駆使してブロックを運んで攻略していく3D版倉庫番みたいなパズルゲームです。
Redoがないのでミスするとステージの最初からになりますが、それ以外は割と普通に遊べるパズルです。
缶コーヒー1本分なのでとりあえず買ってみていいんではないでしょうか。
ユウゴウパズル(★オススメ)
いざ 舞い上がれ 黎明の彼方へと 願いこめて貫け
咲き誇る花 現し世の風はなぎ煌めく波紋色取る
遠い希望 共に願い 明日を求めて 今 生き抜く
14.8時間 690円(ウィンターセール2021での値引き無し)
帰ってきたゼリーのパズル
ゼリーのパズルやハナのパズルでおなじみの作者の新作パズルゲーム。
これまでのパズルと同様に、ブロックを左右に動かして同色のブロックをくっつければクリアとなります。
段差にひっかかってしまったり、移動するときの小ジャンプで頭をぶつけるので隙間に入れなかったりするのでなかなかうまくいかず、試行錯誤して解けたときの快感はひとしおです。
ファンシーな見た目で激ムズだった過去作を踏まえてか、今作はかなり難易度曲線が緩めに作られているのをひしひしと感じます。また、ヒント機能がアップデートで追加されており、詰まってしまってどうしても進めなくなるということは無くなっています。
とにかく丁寧に作られているパズルという印象で、良質なパズルを体験したい方にオススメです。
おまけ:ユウゴウパズルの難所
BABA IS YOU - NEW ADVENTURES
57.4時間 1520円(1140円、25%オフ)
(時間はNew Adventures部分のみ、価格は本体部分を表記)
JIJI IS BOOM AND BOOM AND BOOM AND BOOM AND BOOM
前回の記事でも紹介したBABA IS YOUの無料DLC。
無料DLCといいつつ150問超の問題が追加されており、超ボリュームのアップデートとなっています。
かなりの数の新ルールが追加されていて、新しい気分で問題を解くことができます。
基本的に本編をクリアした人向けのアップデートのため難しいのは難しいのですが、頭FOFOになって考えれば解けるようになっています。
FLIGHT ACADEMY、SMELTING FACILITY辺りが特に難しかった印象です。
Recursed(★オススメ)
28.6時間 820円(205円、75%オフ)
2021年下期ベストゲーム、ただしかなり難しい
再帰構造を活用して問題を解いていくパズルゲーム。
一例を上げると、
・箱から出ると箱の中の状態がリセットされることを活用して、箱の中にある鍵を増やす
・箱から出ると同じ箱の中に出ることを利用して、その箱自体を運ぶことによりジャンプでは行けない場所に到達する
といった手法を使って攻略していくことになります。
2021年下期にプレイした中で一番難しいパズルゲームがこのRecursedでした。
とにかく頭を再帰構造に慣らしていく必要があります。
最近は夢に箱が出てくるようになりました。
難しいですが解けたときの「解けた!」という感覚も大きいです。
また、後半の問題で出てくるギミックでは、再帰構造自体に手を入れることができるようになり、そこでパズルの性質がガラっと変わります。
端的に言うとBABAでいうLEVELの単語が出てきた際に起こったようなことが発生します。
とにかくやりがいのあるパズルゲームなのですが、難しすぎるせいかリリースが2016年の割にはどうもプレイヤーが少ないようなので、本記事では強くオススメしたいと思います。
ちなみに全問クリアに相当する実績が達成率4.5%ほどなのですが、実績コンプがチュートリアルといわれる難易度の無料追加DLCが存在するそうです。
(恐ろしくてまだ触っていない)
終わりに
全体を通して、2021年下期は多くの良質なゲームに出会うことができました。
本記事で紹介した中で1つでも気になったものがあれば、ウィンターセールを機に手にとってもらえれば幸いです。