(2023/12/23追記)
2023ウィンターセールに向けた記事を書きました。こちらからどうぞ。
2020年～2021年上期に遊んだゲームの振り返りと、その中でも良かったものをオススメしたいと思います。
プレイ時間、定価とサマーセール2021での価格も合わせて紹介します。
また、オススメ度合いは★で表すことにします。
★★★★★(オススメ)⇔★(あまりオススメしない)といった具合です。
- The Witness(★オススメ)
- The Talos Principle(★オススメ)
- Baba Is You(★オススメ)
- Undertale
- Kairo
- Portal
- Portal 2
- Please, Don’t Touch Anything 3D
- Understand
- Superliminal
- Filament(★オススメ)
- Outer Wilds(★オススメ)
- Timelie
- Gorogoa
- まとめ
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The Witness(★オススメ)
オススメ度 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
36.2時間 3980円(995円、75%オフ)
あなたはパズルで満たされた奇妙な島でひとり目を覚まします。
目が覚めてみると、あなたはたった独りで謎に満ちた奇妙な島にいます。
驚きと挑戦が待ちうける島に。
めちゃめちゃ面白かったです。
クリアすると身の周りのものがパズルに見えるようになります。
ゲームとしては「気づき」が非常に重要な要素になっています。
最初は始点から終点の単純な一筆書きから始まり、
ゲームが進むと一筆書きに加えて記号(例えば〇●、▼、★といったもの)が追加されますが、
その記号が何のルールかは明示されません。
予想と試行錯誤を繰り返してルールを推定していくことになります。
また、一見するとルールを推定するための記号自体が無いような問題もあります。
The Witnessの「一人称視点パズル」というユニークな仕掛けはまさにここに活きてきており、
パズルの外まで含めて注意深く観察する必要があります。
詰まるとなかなか進めないこともあり、難易度は割と高めだと思うのですが、
気付いた瞬間の「アーーーー！」という閃きの興奮は脳が焼け付く感じがあります。
また、島全体がパズルになっていますが、一部を除いて解く順番が特に指定されておらず、
好きなところから始めることができます。
ストーリーらしいストーリーは無いのですが、意味深なオブジェクトが各地にあり、風景も美しいので、探索しているだけでも楽しいです。
そしてこのゲームには本筋のパズルとは別に、ある非常に大きな「気づき」が存在します。
これに気づいたときの感動は言葉にならないぐらい大きく、冒頭で大量に★を付けた理由の1つになっています。
「The Witness」で調べるとすぐにヒントが出てきてしまうようなものなのですが、
もしまだ何の情報も持っておらず、このゲームに興味を持った方が居れば、
ぜひ何も調べず始めることをオススメします。
The Talos Principle(★オススメ)
オススメ度：★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
47.1時間 3980円(597円、85%オフ)
優勝です。
たぶん一人称視点パズルでこれより面白いゲームはこの先出てこないんじゃないか・・・と思います。
The Witnessで唯一不満だったストーリーの点もしっかりあり、ゲームを進めるにつれこの世界が何なのか、
何のためにパズルを解いているのかが明らかになっていきます。
結末も個人的に納得いくものでした。
パズルは3次元を活かした手順系のパズルです。
一例を挙げると、青と赤のビームとコネクタがあり、そのままではビームが交差してうまくいかないので、
コネクタをいかに配置するか、あるいはその状態をどう作り出すか、を考えることになります。
パズルはどれも歯応えがあり、ボリュームも十分で解きがいがあります。
また、各エリアに通常パズルとは別に「星」が隠されており、簡単に取れるものもありますが、
エリアによってはある種の閃きが要求されることもあり、気づいたときの快感はThe Witnessに通じるものがあります。
星も含めて全体的に高難度ではあるものの理不尽さは全く無く、最後まで気持ちよく解くことができました。
唯一難点を挙げるとすれば、慣れてないと酔いやすいという点です。
(Witnessや他の3Dパズル系でも言えることですが)
最初は30分ぐらいから始めて慣れるのが良いと思います。
サマーセールで85%オフになっててビビりました。
(今回紹介した中でセールでの下げ幅TOP)
これ今600円で買えちゃうのか・・・
文句無しにオススメです。
★をいっぱい付けて満足したので以下はプレイした順に書いていきます。
Baba Is You(★オススメ)
74.7時間 1520円(1216円、20%オフ)
倉庫番系パズルの最高峰。おそらくSteamで販売されている2Dパズルで一番有名じゃないでしょうか。
例えば「BABA IS YOU」と「FLAG IS WIN」というルールがあった場合に、
BABAを動かしてFLAGを取ればクリアになります。
Baba is youの面白いところは、ルール自体がブロックの組み合わせになっており、
ブロックを押すことでルール自体を変更することができる点にあります。
とにかく閃きが大事なゲームで、解けないときはマジで解けないです。
ゲーム内時間は74時間ですが、スクショを見ながらうなってた時間を足すと100時間は超えると思います。
しかしそれだけ解けたときの快感があります。
オススメです。
最近android/iphoneでも発売されたとのことで、そちらで遊ぶのも良いかもしれません。
Undertale
23.8時間 980円(294円、70%オフ)
言わずとしれたSteamインディーゲームの有名作。
このゲームでないと体験できない内容が確かにあるので、もし未だにネタバレを踏んでない方が居れば
プレイしてもいいかもしれません。
Kairo
4.5時間 520円(104円、80%オフ)
一人称視点パズル。ヒントらしいヒントが提示されず始まる感じはThe Witnessに似ています。
パズルはかなり易しめです。
TalosとかWitnessみたいなのを期待して遊ぶとうーんという感じですが、
退廃的というか殺風景な感じが好きな人にはハマると思います。
ボリュームも価格帯もお手軽。サマーセールで80%オフの104円になっていて缶コーヒー感覚で買えます。
Portal
5.1時間 600円(120円、80%オフ)
一人称視点パズルの始祖。文句なしに面白いです。
パズルを解くだけかと思いきや後半の方でストーリーらしきものが提示されるのでこの点でもオススメ。
元々安いのですが、セール時にPortal&Portal2のバンドルで200円とかになってるのでとりあえずで買っても十分おつりが来ます。
Portal 2
10.3時間 600円(120円、80%オフ)
Portalの続編。基本的なパズルのルールは大体Portalと同じです。
(2の方がギミックが凝ってます)
Portalを遊んだ後だと長く感じました。ストーリーはありますが基本一本道です。
Please, Don’t Touch Anything 3D
10.6時間 1010円(454円、55%オフ)
触ってはいけないボタンを触ると色々なことが起こります。
部屋の中の至るところにヒントがあり、そのヒントをもとに試行錯誤をしていく過程が楽しい。
EDはかなりの種類がありますが、EDを見ていくと真のストーリーが見えてくる・・・というわけではないので、
完全に煮詰まってしまったら答えを見てもよいかも。
2D版と3D版がありますがどっちでも良いと思います。
Understand
27.5時間 410円(287円、30％オフ)
The WitnessのWitness抜き。問題からルールを推測していくThe Witnessと同様の構成。
かなりストイックなパズルゲームですが、ボリュームに対して価格がものすごく安いので
パズルそのものが好きな人にはオススメ。
ゼリーのパズルやハナノパズルをクリアした人にもオススメ。
http://qrostar.skr.jp/jelly/
http://qrostar.skr.jp/hanano2/
Superliminal
4.5時間 2050円(1230円、40%オフ)
錯視を利用した3D一人称視点パズルゲーム。
ストーリーもありかなり面白かったです。
ボリュームは価格に対してやや少なめなので、セールを狙うのが良さそう。
ほんの少しだけホラー要素あり。
Filament(★オススメ)
45.4時間 1868円(934円、50%オフ)
2021年上期ベストゲーム
文句なくオススメ。めちゃめちゃ面白かったです。
パズルゲームに求めていた要素が全部入っていました。
ケーブルに繋がれたロボットを操作して、ケーブルを柱に接触させて全て点灯させるのがパズルの基本ルール。
基本的に一筆書きの順路を考えるゲームになるので、その点ではWitnessのパズルに近いです。
パズルはBABAと同じぐらいの難易度でかなり難しく、解きごたえがあります。
問題も300問ぐらいあってボリュームも文句なし。
廃棄された飛行船に乗り込み、飛行船で一体何が起きたのか？を解明するのがゲームの目的で、
各乗組員視点での断片的な情報から真実を少しずつ解き明かしていくのがたまらなく面白かったです。
BABAやWitnessを楽しめた人には強くオススメします。
Outer Wilds(★オススメ)
32.0時間 2570円(1542円、40%オフ)
パズルじゃないですがこれも面白かった！久々に睡眠時間を削ってゲームをしました。
ジャンルはオープンワールドのアクション+探索ゲームです。
宇宙を巡って断片的な情報を集めていき、バラバラだった情報が集まって全体像が少しずつ見えてくるのがワクワクしました。
アクション・謎解きの両方とも難易度は結構高いと思います。
アクションの方は結構独特な操作を要求されるので、慣れるまでは結構難しいです。
宇宙船を操作して惑星に着陸するのですが、慣れるまでは着陸成功率が1/3ぐらいでした。
また、惑星に着陸してから目的地への移動の中で、かなり長い区間ノーミス操作を要求されるポイントがいくつかありました。
謎解きの方は、まずオープンワールドなので「どこに行ったらいいか」という誘導がかなり薄く、
自由度が高い反面、何をすればいいかがわからなくなりがちです。
(特に中盤までは出てくる情報が断片的なのでなおさら)
また、アイテムを取ったりレベルが上がることにより探索範囲が増える、というわけでもないので、
出てくる情報をきちんと整理して飲み込みながらプレイする必要があります。
逆に難易度が高いからこそ、「これはこういうことじゃないか」と想像して探索して、それが当たりだったときの興奮は計り知れないです。
ヒントの出し方とかアクションとかが優しくないので、人によって受け取り方がかなり異なります。
実際steamレビューでもかなり振れ幅があります。
ただ、個人的には寝る時間を削ってまで遊びたいと思ったゲームは久々だったのでオススメしたいと思います。
上記のレビューを読んでやってみたいと思った人向けの追記：
・宇宙船に乗って他の惑星を探索できるようになったら、まず「巨人の大海」のGabbroを探すことをオススメします。
探索に便利なコマンドを教えてもらえます。
・焚火に当たることで時間経過を早めることができます。
上記はゲームの快適度に大きく関わりますが、ゲーム内で特にヒントが無いのでここで書いておきます。
Timelie
9.9時間 1840円(920円、50%オフ)
時間を巻き戻したり進めたりして、どう動くかを模索していくパズルゲーム。
ボリュームも難易度も価格もちょうど良かったです。
軽すぎず重すぎないパズルゲームを探している人にオススメ。
Gorogoa
2.2時間 1520円(456円、70％オフ)
ジャンルとしてはクリック脱出ゲーム。
絵をスライドさせたり組み合わせることによって予期しない変化が起こったり、物語が進んだりします。
ゲームというか絵画鑑賞に近く、クリアしたときは美術館を巡ったような充足感がありました。
まとめ
最初の頃にBABAとかWitnessをプレイしたため、パズルゲームにストーリーや発想の飛躍を求めるようになりました。
その点ではThe Talos PrincipleやFilamentは素晴らしいゲームでした。
今回のサマーセールでもいくつか新しく買ったので、良いゲームがあればまたレビューを書きたいと思います。
