[Steam] 探索×アクション×ローグライク「Dead Cells」プレイ感想&攻略


ローグライク要素を組み込んだ高難易度アクションゲーム

メトロイドヴァニアを探している中で高評価だったため手に取った1本。
ローグライトとメトロイドヴァニアの要素を併せ持った”ローグヴァニア”というジャンルを自称しており、その名前の通りマップが自動生成され毎回異なり、死んだら最初のマップからやり直しという要素により独特のゲーム性を持っている点が特徴です。

牢獄で目を覚ましたところからゲームがスタートし、いくつかのマップと中ボスを経て玉座の間に居るボスを倒すのが当面の目的となります。
道中で剣や弓矢といった武器、爆弾やタレットといったサブ武器、盾などを入手し、パワーアップアイテムによって自身を強化し、ボス戦に臨むことになります。
武器やパワーアップアイテムを近接攻撃系に寄せていくのか、遠隔攻撃メインで戦っていくのか、あるいは盾や回復系のアイテムで生存力を高める方向にしていくのか、好みによって自由にビルドを組める点が魅力です。
またアイテムの種類が多く、道中でどのアイテムを拾えるかの運要素もあるので、毎回違ったプレイを楽しめます

また毎回ゼロからのスタートとなるわけではなく、道中で回収できる「セル」でアップデート要素を解禁していくことにより、新たな武器をアンロックしたり、拾える武器のクラスを少し底上げしたりとゲームを楽にしていくことができます。
成長要素・解禁要素があるのも魅力の1つです。

このゲームは単純に遊ぶと相当難しいです。
まず、ラスボスは行動パターンが多彩で回避も慣れるまではかなり難しく、またごり押しが効くようなものでもないので、初見ではまず勝てないと思います。
通常のメトロイドヴァニアであれば何度も死んで覚えるところが1回しかチャレンジできない、かつ死んだら牢獄からやり直しなので慣れるのにもかなりの試行回数が必要となります。
周回を重ねた高難度では雑魚敵でもワンミスで大ダメージ、運が悪いと即死する上に回復もままならないため、道中通してほとんどミスできない緊張感のある戦いを強いられます。
実績の達成率も1周クリア時点で約40%、最高難易度でのクリアは約5%程度となっています。(2023年6月時点)

上記の問題を解決するのがアシストモードの存在です。
残機モードをオンにすれば死んでもロードできますし、必要に応じて敵のHPを下げたり地形や敵から受けるダメージ量を調整することができます。
このゲームで最も特筆すべき点がこの「自分の求める難しさに細かく調整できる」というものです。
アシストマシマシで敵をバッサバッサなぎ倒すプレイをしてもいいですし、残機オンやダメージ軽減で練習して自信を付けてから本番に挑むのも良し、突然死のリスクだけケアするために残機だけオンにして過度なセーブをしない、と縛るのも良し、です。
もちろんローグライクなのだからそんなのは使わない、苦労してクリアするから意味があるのだという考えでアシストを使わないスタイルもあるでしょう。
自身の実力に応じて味付けができて、ギリギリできる難しさで達成感を得られる、アクションゲームジャンルではありそうで無かったスタイルの作品だと思います。

道中で強武器を拾えるかもというワクワク感、周回を繰り返すことによる慣れやプレイスキル向上の実感と他のゲームにはない中毒性があります。
ある程度アクションやメトロイドヴァニアに慣れたプレイヤー向けのゲームではありますが、そういったプレイヤーにはオススメしたいと思います。

筆者プレイ時間:48.9時間
価格:2480円
サマーセール2023価格:1240円(50%OFF)

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