[ITG] Papasitoのミームについて

記事の目的

Lua講座第4回で、ゲージ残量に応じて首を伸ばす – Papasitoという記事を書く予定です。
しかし、そもそも「ゲージ残量に応じてキャラクターの首を伸ばす」というアイデアについて解説しないと理解が得られないのでは?と思ったため、前段として首を伸ばすアイデアに至った経緯を解説することにしました。
また、ここ最近の流行りである、手が回る方のPapasitoのミームについての整理と記録も兼ねています。

Papasitoの首が伸びるまで

2018年8月、PIU PRIME2のアップデートティザーでESCAPEの追加が予告されました。その中でキャラクターの小指が長すぎるということに気づきました。


2018年12月、京急のポスターで駅員の指差しが銃に見えるという話題がtwitterで流れてきました。

ESCAPEのキャラクターも銃を持っていることを思い出し、ESCAPEと組み合わせることを思いつきました。
動画編集を練習したい時期だったため、少し前に流行ったアハ体験(10数秒かけて画像が少しずつ変化していく)の動画をaviutlで作ることにしました。
ここで「小指が長い」から「小指が伸びる」という発想が生まれました。

ちなみに上記のアハ体験は小指以外に人差し指とネクタイも伸ばしています。


2019年6月
PIU XXのアプデでPapasitoが追加されました。
Teaserの動画を見て、「男性キャラクターが女性キャラクターの生首を持って胴体に合わせているように見える」と思いました。
早速、首から上だけの画像を切り出して作りました。


同月にparaphさんが「ゲージの変動に対応して小指が伸びたり縮んだりするESCAPE SX16」を公開されました。
雑談の中で「時間経過で小指がアハ体験的に伸びていく譜面」から「伸びたり縮んだりした方がいいのでは」「ゲージに対応」といったアイデアが生まれました。
「ゲージ残量に応じて伸縮」のアイデアはここから来ています。
https://twitter.com/paraphrohn/status/1143150026320822273


2019年8月、以上の要素「生首」「伸縮」「ゲージ残量に応じて」を組み合わせたのが
「ライフ残量に応じて首が伸びたり縮んだりするPapasito SH13」です。


結果だけを見ると「どうしてこうなったのか?」という疑問を持たれるのももっともなのですが、順を追って見ていくと少しの改変の積み重ねとそれぞれの組み合わせによって構成されていることを理解いただけるかと思います。


おまけ
首が伸びそうな漆黒のスペシャルプリンセスサンデー


首が伸びるエン転職のキャラクター

顔の周りで手が回転するPapasito

2020年1月、ここまでの議論とは全く関係なく、tenenoさんが「Papasitoって顔の周りで手が回るとおもしろくないですか?」といった内容のことを提案してきました。

なぜこのアイデアを思いついたのか、記事を書くにあたって本人に質問したのですが、「Papasito自体はすでにそこに在り、私は発見しただけだ」という回答でした。
それまで、何かしらのモチーフ(例えば風車やジェットエンジン)を顔の周りで手が回るPapasitoで表現したのだと思っていたのですが、上の回答を受け、どうも違うのではないかと思い始めました。

tenenoさんの提案したPapasitoは、何かしら既に形あるものを模して作ったのではなく、イメージをかたどったもの(上記ツイートで言う「偶像」)だと解釈することにしました。
「どうして手が回るのか」「なぜ手足が増えるのか」といった点は「そもそもそういうものだから」と考えることができるので、それで納得することにしました。

Papasitoのミーム

手が回転するPapasitoは見た目のインパクトから様々な派生が生まれました。

金髪にして剣を持たせて弱フレン・シーフォにしたり

扇風機の羽根に見えたので逆回転も入れて2枚羽根にしたり

回転なので遠心力を考慮したり

遠心力を考慮すると腕が飛んでいくのでは?と思ったので弾幕にしたり

弾幕が緋蜂に見えたので2体にして弾幕も曲げてデスレーベルにしたり

当たり判定を付けて真アキの弾幕にしたり
https://twitter.com/paraphrohn/status/1245347180790943744


自然界のものがPapasitoに見える人も現れました。


傘がPapasitoに見えたり

化合物がPapasitoに見えたり
https://twitter.com/paraphrohn/status/1226726114569023496

靴下がPapasitoに見えたり
https://twitter.com/paraphrohn/status/1240908974024609798


また、ファンアートもいくつか生まれました。

手書きsito

手書きsito Tシャツ

ファンムービー

田頭とのコラボ



終わりに

冒頭でも述べましたが、数年経って「そういえばPapasitoって何だったんだろう」と思ったときに、この記事の内容で振り返ることができたらいいなと思います。